自力で作詞作曲した歌を、音楽プロデューサーの宇童さんに編曲プロデュースしてもらうことになった経緯を書き綴っています。
(前回までのあらすじ)
音楽プロデューサーの宇童さんと出会い、試行錯誤して作詞作曲し、出来た歌を送ったら予想外に褒めてもらい図に乗り、曲のイメージを確認する仮アレンジの編曲が送られてきて感動。そしていよいよ宇童さんと初対面することに。
▼前回の話はこちら。
初対面の前にあれこれ想像を巡らせる私。
前回までの音楽プロデューサー宇童さんとのやりとりはメールとDMだったけれど、原曲が出来たので、重要な「打ち合わせ」をすることになり、オンラインでミーティングの予定となった。
宇童さんからは「2時間程度、長いインタビューになります。お菓子でもつまみながら、ゆっくり話しましょう」というメールが来ている。「お菓子でもつまみながら」の部分にちょっとホッとする私。
なにしろ、音楽プロデューサーさんに会うのは初めてのことだからだ。私は仕事柄、たくさんの人に出会うし、いろんな業種の方と知り合う機会も多い。が、音楽プロデューサーという職業の人と会うのは初めてだ。
いったい、音楽プロデューサーというのは、どんな人なんだろうか?
しかもCMや映画の音楽を手掛け、世界をフィールドに活躍している作曲家でもあり、プロデューサーでもある宇童さん。
あれこれと思いを巡らせ、音楽プロデューサーという職業のイメージ図を描いてみた。

アッ、もしかすると「ギョーカイ」の人みたいな感じなの!?
どうしよう、緊張する……
でも、ツイッターの投稿の宇童さんは、音楽とガーデニングとご家族を愛する、優しい感じの方だ。
さっきのイメージ図とは相反するので、もはや推測不可能。
……と思っているうちに待望の打ち合わせ当日になった。
宇童さんはダウンジャケットを着ていた。
パソコンの前に、仕事の打ち合わせの時よりも神妙な面持ちで座る私。
約束の時間になり、宇童さんが私のモニターに登場した。
宇童さん「繋がってますか?」
ひらまり「は、はい、繋がってます」
宇童さん「じゃよろしくお願いします」
ひらまり「よよよ、よろしくお願いします」
宇童さんは、笑顔の優しい素敵なジェントルマンだった。帽子もかぶってないし、サングラスもかけていない。時は2月上旬、モニター越しの宇童さんの後ろはスタジオで、宇童さんはセーターにダウンジャケットを着ていらした。(このダウンジャケットについては後述)
なるほど、本物の実力者というのは、「らしさ」の演出などいらないのだ……と宇童さんが普通の服を着ていることに感心する私。
そんな私のヘンテコな想像などつゆ知らず、宇童さんは優しく気を配って会話を進めてくれる。これは大げさでなく、宇童さんは本当に優しい。私のような作詞作曲初心者が緊張しないよう、心を砕いてくれるのだ。
しかも頭がよくて話がおもしろい。
難しく話をする人より、分かりやすく話をしてくれる人のほうがずっと頭がよいというのが私の持論だけど、宇童さんもその例にもれず、かみ砕いて分かりやすく話を進めてくれる。
そして宇童さんは、なぜダウンジャケットを着ているのかを教えてくれた。宇童さんはご自身のスタジオにいるのだけど、コンパクトなスタジオはエアコンの音がレコーディング時に入らないよう、エアコンを付けないのだそう。(大手スタジオは専用のエアコンを付けているけど、莫大な費用がかかることから個人スタジオでは付けないことが多いんですって)
だから1年で一番寒い時期に、室内でダウンジャケットなのだ。美しい音楽というのは、身体が凍えて震える中、または灼熱地獄の中、生み出されている可能性もあるのだ。
プロフェッショナルだね。
打ち合わせは、宇童さんの自己紹介から始まった。これも私のようなユーザーに、あなたの歌を編曲プロデュースする人物はこういう裏付けのある者ですよ、という意図でのご説明なのだけども、
もう、私のようなお調子者のブログに登場してもらうのが申し訳ないくらいの本物だ。なんか上で変な想像図とか出して申し訳ないことこのうえない。じゃ、出すなって話なんですけど。
宇童さんの凄すぎるプロフィール
宇童さんは、一切ひけらかしたり偉ぶったりしない人で、たんたんと興味深くお話をしてくれるのだけど、それにしても経歴が凄い。
アメリカはボストンのバークリー音楽院を飛び級で(飛び級ですよ、3文字だけなのに天才感あふれるこのパワーワード)卒業して、ニューヨークでミュージシャンとして活動を開始。
そうこうするうちに、グラミー賞の理事を務めるジミー・ウィズナーさんにその才能を見出され、音楽プロデューサーとしての活動を始めたのだそう。
そしてニューヨークのABC放送の番組テーマ曲を作曲するなど、幅広い音楽活動を行っていた宇童さん。
日本に戻ってきてからは、世界をフィールドに映画音楽やCM曲など様々なシーンの楽曲提供をしつつ、
これまでの活動の中で感じた「音楽は人を癒す力がある」という想いから、自身の音楽を使った音楽療法などの奉仕活動も、精力的に行ってらっしゃるそう。
もう凄すぎて凄すぎて、そんな方が私の作詞作曲をプロデュースしてくれるとは、なんともはや贅沢すぎる話。卵を混ぜるのに、ミキサー車が来たくらいのレベル。
もとはと言えば「作詞作曲してまーす」みたいな調子に乗ったツイートを宇童さんが見てくれたことが出会いの始まりなのだけど、なんでもツイートしてみることは大事だね。
宇童さんの自己紹介の後は、今回私が作詞作曲した歌について、宇童さんがくわしくヒアリングしてくれる流れで、私は目の前で自分のために弾かれるギターにクラクラするのですが……、
この続きはまた次回。
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